最近、テレビや新聞でバストアップやほくろのガンと題した特集などをよくやっています。
そのたびに皮膚科には、「このほくろ、ガンになりませんか?」と言って来られる患者さんが増えるのだそうです。
ほくろのガンとは、悪性黒色腫(メラノーマ)のことです。
この腫瘍は、皮膚のメラノサイトから発生するガンで、悪性度が高く簡単に転移し、命とりとなる確率が最も高い皮膚ガンです。
最もガンにかかりやすいのは、メラニン色素が少なく紫外線をさえぎるメカニズムが乏しい白人種で、顔面を中心に体のあちこちにでき、その発生率は黄色人種の100倍とさえ言われています。
メラノーマは日本人に限って言えば、顔やからだのほかに足の裏と爪に多くできます。
ですから足の裏に小さなほくろがあったら、皮膚科か形成外科の専門医に診てもらって下さい。
もし変に真っ黒く、まわりにしみ出しがあれば、メラノーマである可能性があります。
専門医が診てその可能性があれば、すぐに手術でガン細胞全体をとり除く準備ができていない限り、腫瘍の中を刺したり切ったりしてはいけません。
ガン細胞の転移が生じて命とりになることがあります。
けれども、足の裏のほくろのほとんどはガンではありません。
ただし、放っておいて気がついたらいつの問にかメラノーマになっていたらなんて心配するよりは、きれいさっぱり切り取ってしまうのがいいでしょう。
用心ついでに言うならば、足の裏だけでなく、手のひらも同じように考えて下さい。
爪が黒くなっていたり、爪の下に黒い線条がある場合も注意しましょう。
診てもらうには、くれぐれも形成外科か皮膚科の専門の医師を選んで下さい。
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